【日時】7月9日(日)14時開演 13時15分開場
【会場】山本能楽堂
【料金】
*完売致しました。ありがとうございました。
【お問い合わせ】
(078)822-3948 大蔵流狂言善竹会
【番組】
「水掛聟」 善竹 隆司 善竹忠一郎 小西 玲央
「栗 焼」 善竹 隆平 茂山 良暢
「神 鳴」 善竹 隆司 善竹 隆平
毎年初夏に催す、善竹隆司・隆平兄弟による主催公演。趣向を凝らし、狂言の魅力を広く伝える事を主眼に制作しています。今回は初めての方や、狂言初心者の方でも楽しめる曲目を上演致します。また上演されます山本能楽堂は舞台と客席との距離が非常に近く、役者の細やかな所作まで楽しむ事が出来ます。都会の中の異空間である能舞台。初夏のひととき、狂言でお楽しみ下さい。
~あらすじ~
「水掛聟」(みずかけむこ)
ある日照りの時、舅は田へ見舞いに行くと田に水がありません。隣の聟の田には水がたくさんあるので、あちらへ水を盗ったと思い自分の田へ引き入れます。また聟も田を見舞うと水が無いので隣から取り返します。翌日、また舅は水を取り返し、番をしていると、そこへ聟が現れ水争いになります。やがて互いに砂や泥をかけ合って大変な騒ぎになります。
「栗焼」(くりやき)
主人は贈られた四十個の栗を、焼き栗にするよう太郎冠者に命じます。早速台所で焼き栗にする太郎冠者。熱さで弾けたり焦げたりと悪戦苦闘しますが、なんとか焼き上げました。その見事な栗の風味を前にして、つい一つだけ食べてみます。何も舞台装置の無い能舞台で栗を焼く、狂言ならではの繊細な描写に注目です。
「神鳴」(かみなり)
都の医師は東国へ下る道中、突然にわかに空が曇り雷が鳴り響きます。あわてて逃げ惑うところへ落雷があり神鳴が落ちてきました。腰を痛めた神鳴は、そばで怯えている医師を見つけて腰の治療をするよう命じます。しかし医師は恐ろしくて治療を辞退しますが、神鳴に脅され怖々治療を始めます。気象現象である雷を擬人化した狂言。神鳴の痛めた腰の治療方法が楽しい狂言です。
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